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メタリフェルホソアカクワガタ(原名亜種)飼育記録

おはこんばんちは!バイパーです。

今回は、うちで飼育しているメタリフェルホソアカクワガタ(原名亜種)がちょうど1サイクル回ったので、振り替えってみたいと思います。

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Cyclommatus metalifer metalifer

メタリフェルといえば、ペレン島産の亜種finae(通称:ペレメタ)が人気ですが、ひねくれものの私は原名亜種を選択。

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でも、ペレメタも飼ってます。

原名亜種はペレメタと比べて、大顎が曲線的でかっこいいですね。

一応、ほかの違いとして
・上翅の艶
・腿節の黄紋の有無
があります。

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原名亜種。上翅の艶が弱く、腿節(脚の一番根本の節)に黄紋がある。
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ペレメタ。上翅のツヤが強めで、腿節に黄紋がない。横紋がないのは、メタリフェルの全亜種の中でも、当亜種だけのようです。

<産卵セット>

セット日:2019年5月30日~7月7日
ケース:パンやさん
マット:産卵1番
結果:幼虫20匹

過去にペレメタをやったときに実績があったセット方法。メタリフェルはマットだけでも産みます。
ただ、マット産みのノコギリやヒラタと違って、ケース越しにほとんど産まないので、卵が孵化して幼虫がケース越しに移動してくるまで、産んでいるかどうかドキドキしますね。
ただ、幼虫が見え始めるのはかなり早め。セットしてから一か月もしないうちに見え始めます。

<幼虫飼育~羽化>

産卵セット割出後、800ccビンにLBマットを詰めて幼虫を育てていく。
ペレメタでは88㎜を出せた実績のあるマット…。でっかい♂めざして大きくなれよ~!


結果

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最大♂73㎜

ダメでした。
7月に割り出して、11~12月に羽化しはじめており、幼虫期間としては4~5か月。かなり短めですが、ペレメタも同じくらいの期間で平均80㎜だったんですねよぇ…。
別に原名亜種(最大99.5㎜)がペレメタ(最大100.0㎜)よりも特別小さい亜種というわけでもないし、なぜなんだぜ…。

ただ、♂の羽化が早いということはその分♀との羽化ズレも少ないということ。メタリフェルは♂よりも♀が早く羽化しすぎて、♂が羽化する頃には♀はヨボヨボになり次世代の繁殖不可というパターンが多いようですが。今回は1か月程のずれで済みました。

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♂♀でこの体格差。そりゃ同じ幼虫期間は無理ですねえ。

でかい♂は次世代に託す!
どうにかしてもう少し幼虫期間を延ばしてみたいですね。