会社ガエリのカエル観察
おはこんばんちは バイパーです。初投稿です。
突然ですが皆さんは、犬派🐶ですか?猫派😺ですか?
僕はヒキガエル派🐸です。
動きがどんくさく、ボーっとしているかと思えばエサにはものすごい勢いで喰らいつくギャップ…。
そんなかわいいヒキガエル達が年に一度集まるイベントがあるようです。
その名も「ガマ合戦」。早春の夜中に1つの水場にたくさんのヒキガエルが集まり、複数のオスがメスを奪いあいながら集団産卵をしている様子からそう呼ばれるようになりました。
ただでさえかわいいヒキガエルが大量に見られるとはなんと素晴らしいのだろう。
社会人4年目、彼女無しの独身男性が癒しを求めていざ合戦の地へ…!
<2月23日 PM9:00 東京都内某所>
定時退社を無事に失敗し、電車でガマ合戦の目撃情報のある某公園へ向かいました。
ガマ合戦は豊かな自然がある場所よりも、都会のように局所的に自然が残っている場所の方がカエルの個体数が集中し、より激しいものになるとかならないとか。
生き物観察で都会を歩くのは新鮮です。
しかし、こんなビルに囲まれた公園にヒキガエルがいるのでしょうか…。
半信半疑で公園の池をのぞいてみると、
まだ生命の気配が少ない冬の池にぷかぷかと浮いているヒキガエルを発見しました。
1匹だけでしたが、この池のどこかに合戦の地があると確信し、周辺を散策することに。
池の岸沿いを進んでいくうちに浮かんでいるカエルの目撃数も増えていき、ついに卵と包接しているペアを発見!
…卵の量的にどう考えてもピーク後です本当にありがとうございました。
ヒキガエルは確かにそこそこの数(10匹前後)が周辺にいましたが、合戦というか、もうみんな冷静な感じでした…。
…ところで、東京にはアズマヒキガエルとニホンヒキガエルの2種類のヒキガエルが生息しています。
アズマの方は在来ですが、ニホンヒキガエルはもともと西日本を中心に生息する国内外来種。
DNA調査により、東京ではこの2つのヒキガエル同士の交雑が進んでおり、更にニホンヒキガエルの遺伝子が都会により適応しているもので、東京でのヒキガエルの生存率向上につながっているという研究結果があるようです。
かわいいヒキガエルがたくさん見れてうれしい一方で、限られた都会の自然に生き残ったヒキガエルのエサとなる昆虫に対しての影響が気になるところです。
では、今回見つけたヒキガエルは果たしてどっちなのか?
東京のヒキガエル2種は鼓膜の大きさで見分けられるようで、大きい方がアズマヒキガエル、小さい方がニホンヒキガエルとのこと。
鼓膜の大きさ的にBはアズマっぽいですね。AはBに比べると鼓膜が小さく見えますが、二ホンヒキガエルほどは小さくないですね。でも交雑個体という可能性もちょっと捨てきれない…。
とにかく、今回は採集道具を全くもってこなかったため、近くで撮影できたのが2個体だけというのもちょっと痛いですね。もっとたくさんの個体を見れれば…!
とりあえず、アズマヒキガエルということにしておきましょう。
…話を戻して、この後も散策を続けましたが、ガマ合戦らしいガマ合戦を見ることは叶いませんでした。
1,2週間前にヒキガエルが道路たくさん歩いてる!みたいなツイートを見かけて慌てて場所を調べて観察に向かいましたが、遅かったですね…。
でも、ガマ合戦が行われていたことは確か!来年こそはヒキガエル達がキャッキャウフフする姿をみてニヤニヤしたいものです。